まとまらないでもいいか

本当に久しぶりの更新になってしまいました。
この5月は三ヶ月分ぐらいの出来事が詰まったかのようで、自分でも驚く月でした。
非常に私的なことなので書くか迷いましたが、5月の半ばに一番上の兄が亡くなりました。
血栓が肺に詰まって急死でした。


一番上の兄は本当に大変な病気ばかりかかって、私が知る限り一度も楽な日はなかったように思う。
でもインパクトのあるキャラで、理論派で、面白くて、車やバイクが異常に好きで、お酒も好きでした。
あんなに大変な状態で普通の人なら到底耐えられなかったよ。
当人は凄く大変なのに、それでも人に優しかった。


自分はブログとかには書かないと思っていたけど、このあいだ人に会って兄貴のやんちゃな面白いエピソードを話そうとしたら言葉がうまくでなかった。
だからちょっとだけ書いてみようと思った。


末子の弟はとっても誇りに思ってるし、愛してるぜ。

独楽なインサイド

今週のお題「私の宝物」

やっと暖かい日が増えてきました。
梅が見ごろでもあります。

今回は、はてなのお題とちょうど被るのでラッキー。
まずはお知らせから。
前回の強烈な日々にも少し書きましたが、映像制作独楽として映画以外の仕事もやっていきたいということで、さっそく一本作りました!

始めたばかりなのでまずは気に入ってもらえたらですが、その場合は購入していただいてホームページに載せてもらえる予定です!
3分弱ですが、軽いストーリー性があるものになってます。
是非見て下さい!

銀座のジンジャー 春限定カフェメニュー
http://youtu.be/XAYFL_KuQCE

今回、私が悪いんですけど(笑)異常に短い、まさに怒涛のようなスケジュールで協力して下さった方々、本当に有難うございます!
お蔭様でいい物が出来ました!

それにともなって、やっとというか独楽もハイビジョン撮影です!(笑)
しかも超高いカメラ買っちゃいました!
どひゃー。

もう、絵写りはたまりません。涎がでます(笑)

面白いカメラで、本体はがっつり業務用ですがレンズが付いてません。マイクロフォーサーズという規格のカメラの一眼レンズが取り付け可能になっているので、自分でレンズを探して買うものになってます。

一眼レンズなので、まさに映画クラスのボケ味がだせます。
でも店員さんが「このカメラはちょっと難しいですよー」
と言っていたように、難しいカメラです(笑)
おまけにレンズによって癖も違うし。
じゃじゃ馬さんですよ。
ま。そこにおいらのハートに火が点いちゃったんですがね。

ですが私、動画カメラは多少出来ても静止画カメラは全くです。
カメラ屋さんに聞いても似たような答えがきますが「いやー私、動画はよく分からないので」とか「一眼レンズはちょっと…」とか(笑)。
以外と違う分野なんですね。

しかも一眼の凄いところは、規格はあってもそれを変換する装置がほぼ何でもあることです。
マイクロフォーサーズだけならそんなにレンズの本数はないんですけど、変換まで考えたら…その中から自分の相性やイメージを探すとなると…ちょっと涙目です。しかもやっぱしお値段もします。

今は純正マイクロフォーサーズを使っていて十分満足していますが、とはいっても他のレンズも気になります。
メーカーやブランドでどう違うのか?果たして価格の違いは?
これは店員さんに聞かないことです(笑)
というのも、どう頑張ったって言葉にできない範疇なんですね。
何人かの店員さんの困った顔が忘れられません。

まぁ、よく知らない自分でもライカカールツァイスぐらいの名は知ってる訳で。とくにライカは初めて好きになった写真家が木村伊兵衛さんなので、何か非常に特別な憧れがあります。
しかもお値段もワンランクお高い。

でもそんなにお高い価値、本当にあるんだろうか?自分の場合はレンズだけだし、昨今の他会社の技術アップだってあるだろうし…お高くとまってんじゃないのブランド名に…。
なんて指加える心境でレンズを眺めていたら…。

ありましたお試し。

しかもマイクロフォーサーズ規格に装置かましてライカレンズ付いてます!
多分一番安いライカのレンズだったとは思いますが、ファインダー覗くと…。

驚異!!

うまく言葉に出来ませんが(笑)

何も無いんです。

これはライカを覗いて初めて気づいたんですが、今まで私が観たレンズは綺麗でも何かやっぱりレンズというガラス?それを通した感じ、ざっくりいえばガラス越しな感じがあったんですね。
ということをその場で思い知らされたぐらいに何もない、とてもクリアなんです。
勿論、カメラなので人間の視界とは違います。
でも何かそこにはクールやシャープさではなく、雑味の無い、ただクリアな感じがあるんです。だから人間の眼に近いというか、でも不思議な暖かさがあって、でもクリアなんですよ(笑)

これは完璧にやられました。
お高くとまってよ、ライカさん。

いつかこいつで撮影したい、腹の底が言ってます。
でもちょっと嬉しいのが、これは全くの妄想かもしれないのですがファインダー覗いた瞬間、「あぁ。いつかこいつで撮るな」という不思議な縁を直感したことです。

しかし、ライカで撮れる状況は現在全くありません(笑)
それまでは、インサイドです。
格闘技のように、相手の懐に入る。
攻撃を下がってよけるのではなく、インサイド、中に入る。
人との関係性がとても大事な仕事ですから
穏やかに、静かに強く、インサイド
 
  

強烈な日々


写真は神戸メリケンパークにあるお魚さんのオブジェ。
建築家フランク・ゲーリーの作品です。
見たかったんですよねー。
思ってたよりでかい!
すぐ側が海で、穏やかな波の音と塩の匂いがとても良いです。


しかし、神戸には観光で来たのではありません。デラシネラの小野寺修二さんの5日間のワークショップとショーイングに参加するためです。
ダンサー、役者、パントマイミスト、様々な人達10人が選ばれ集まりました。
毎日8時間の稽古、休憩30分!
怒号の日々(笑)でしたが、もの凄く幸せでした。


本当に超本気で自分の限界を超えようと望む一瞬々々で、ひたすら強烈な日々でした。
その分、自分への不安、失敗、体の疲労に負けたり(笑)等々。
勿論、反省は多々ありますがこんなに自分を追い込みつつも、こんなに楽しかったのは初めてです。
人は自身を問い詰めていくと得体のしれなさに暗くなるもんですから(笑)


それは集まった出演者や小野寺さん、藤田さん、神戸アートビレッジセンターの皆さんのお陰なんですが、本当に幸せでした。感謝感謝です!!

東京に帰ってきてから同じ8時間でも、バイトの8時間が本気で耐えれなくなってる自分にも驚きなんですが。
もっと本気になりたくて駆け出したい気分です。
やばい(笑)
あ。でもそれはあくまでも私がモノ創りや芸術にしか血が沸かないからなんです。


でもお陰で自分のライフスタイルを変えて、もっとモノ創りで生きるお金を稼ごうと決めました。
映画が一番撮りたいものではありますが、映像制作独楽として映画以外の仕事もしたいと考えています。
いずれホームページでもお知らせしたいと思います。


最後に写真をもう一枚

お魚さんのすぐ側の海です。

本当に穏やかで波が音を吸収するのでしょうか、すぐ後ろの高速道路の音もほとんど聞こえません。
振り返ると高速道路と立ち並ぶビル群。その向こうは三宮等の繁華街です。
でも穏やかな波の音以外はしません。


「今見えてる世界は全部嘘なんだよ」


そんな幻惑にかられながら、稽古に向かったのでした。

別世界

暦の上ではもう春ですよ、おっかさん。
でもまだまだ寒暖の差がある今日この頃。
映像制作独楽では新作の脚本が出来たこの頃でもあります。

やっと出来ました!
今回は相当な難産でしたが、自分でも思いもよらないラストになって驚きです(笑)でもそれは作品が息づき、意思が生まれている証拠なので非常に喜ばしい。
特に今回の喜びは脚本によって、私の日常が違って見え、今までとは違う思考が生まれたことです。
出来上がった作品が、他の人にも何らかの影響を与えてくれれば良いなぁと考えています。

別世界、そんな感じの。

ちなみに私の住む地域には渡り鳥が大量にやってきます。
自分で撮ったくせに撮り方が不満がなんですけど、こんな感じ
http://www.youtube.com/user/eizouseisakukomazun

何の鳥かは分からないんですが、鳩より少し大きめで、電線にびっしり。
今年はまだ少なく、去年は電信柱を10本以上またぐ程の信じられない鳥の数がずらーーーっと電線に停まり、空に大きな渦を巻いて飛んでいました。

でもよく観ると、15羽ぐらいの小さな群れの集まりのようです。
電線に停まった群れのすぐ横に別の小さな群れが停まると、一斉に鳴き交わします。

もうほんとにおしゃべり好き。
実に様々な鳴き声があって、しゃべりたくて堪らない感じです。
どうも付近の竹薮を根城にしているようで、物凄い量の鳴き声がずっと聞こえるときがあります…早朝4時なんですけどね…近所の人は大変だろうなー。

しかし、果てしない距離を命がけで飛んで来て、遭遇した仲間と生き生き会話する姿はちょっと眩しくもあります。
生きることにシンプルというか。
生きること自体が輝かしいというか。
私達からすると不思議で、人によっては不気味にすら感じるかもしれませんが、彼らが例えば渋谷のスクランブル交差点の人混みを見たら、何を感じるんだろう。
輝きはあるだろうか。

体の詩(うた)を楽しむ

すっかり明けてますが、今年もどうぞ宜しくお願い致します!

今回は久しぶりの番外編2!
私、高地が参加しているパントマイムワークショップの発表会のお知らせです。
発表会といっても定期的に習っていたものの発表会ではなく、三日間のワークショップの最後に発表する形です。

発表会というと小さい頃を思い出すちょっと懐かしい感じがします。
というのも今回のワークショップは少し変わった面白いものでして、以前「水と油」というカンパニーを結成し、現在はソロユニット「カンパニーデラシネラ」で活躍されてる小野寺修二さんがメインで演出し、聾学校の子供達と一般募集の大人達が一緒にパントマイムとボディパーカッションをするんですね。

そもそも私は昔に広島で「水と油」の公演を観て強烈な印象を受けていたので、小野寺さんのワークショップをめちゃくちゃ体験したかったんですね。
ちなみに小野寺さんの演出、振付け、出演の映像はユーチューブにもあるので、私の気持ちも分かってもらえるはず(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=aNsfqf5hwSI

小野寺さんが言ってましたが、聾学校の子供達は耳が不自由な分、自然と情報を体で出し、こちらがはっとすると。

ワークショップはやることはてんこ盛りですが、三日間でかつ短い時間なので、もう常に駆け足のように過ぎています。
昨日で二日過ぎましたが、発表会がどうなるのかさっぱり分かりません(笑)
でも、体の持つ可能性の勉強に凄くなりますし、とても楽しいので発表会もとても楽しいものになると思います。

聾学校の子供達もそうですが、我々一般募集の大人達もダンサーや役者だけではなく様々な人達なので、上記の映像のような凄いものには多分ならないでしょうが、今回のワークショップの狙う本質はかなり深遠だと感じますので、それを楽しんでもらえたらと思います。
是非是非お越しください。

「体の詩(うた)を楽しむ」

1月15日(日) WS発表会 16時30〜17時
 池袋 あうるすぽっと劇場(2階)
 料金 無料

劇場への行き方
http://www.owlspot.jp/access/index.html

独楽な買い物

今週のお題「2011年、買って良かったもの」
今回は趣向を変えてみて、はてなダイアリー今週のお題をテーマに書いてみようと思います。
独楽のホームページからきてくれた方には何の事?ですが、この独楽のブログは「はてなダイアリー」というもので書いてまして、その「はてなダイアリー」で今回のようなお題があがるんですね。

さて。
今年買って良かったものは、2012年の手帳です。

私はこの時期、毎回新年の手帳を物色するのが大好きです。
デザイン、機能性、持ち運びの三点を気にしますが、たいていは一目惚れです(笑)

2011年が左のコンパクトなやつですね。
やっぱり一目惚れです。
深いグリーンに金の植物柄。
うーむ、やられました。
ちなみに基本的には月間のスケジュールの見開きと、一日一日の時間割を書くページ、あとメモページがあるのが好きなんですね。
これはそれらの機能性を備えて、かつペン付でした。
そして文庫本より小さく薄いんで、めちゃくちゃ持ち運びが楽なんです。
ってこんなに2011年の手帳を褒めてていいのかよって感じですね。

さてさて。
で、となりの茶色のが2012年の手帳です。
かなり地味です。
あとでかい。
でも今回の手帳には商品名が欠かせません。

その名も「yPad2」

そうです「ipad2」のパクリです(笑)
でかいのも「ipad2」と同じ大きさだからです。

ただネーミングのパクリだけなら全く惹かれないんですが、この「yPad2」はデザイナーの寄藤文平さんが作ってまして、寄藤さんが自身で使う自作のスケジュール表をもとにしてあるんですね。
素敵な詳しい解説はホームページにありますので、是非一度見て欲しいところです。
他にも「あ。この人のデザインやったんか」ってのが一杯あります。
http://www.bunpei.com/
この手帳の良さは、やはり紙媒体の見開きどーんって感じです。
あと先ほど地味と書きましたが、実は結構しゃれてます。
デザイナーさんが作っただけあって、終わりの方には地下鉄の路線図じゃなくて書体名称や線幅見本などがついてます(笑)黒バックに銀色の線で記されたシンプルなそれらはやっぱり地味にしゃれとります。

しかし、素敵な解説のように使うのはかなり大変です。
時間と労力をとられます。
なんせ、カレンダーの日付は一切記されていませんし、でかくてマックの小さいテーブルとかだと壁にぶつかって見開けないときもあります(笑)あとお気に入りのショルダーバッグに入りきりません。
それでもこの手帳を買って良かったのは、この手帳には人の遊び心をくすぐる自由さと不自由さがあります。
スケジュールを管理するだけじゃなくて、管理する姿勢にも時間と労力を掛けたくなります。
スケジュールを立てるという、ちょっと仕事というか義務というかプレッシャーみたいなものに、少し違った姿勢で望めるような、そんな感じを受けるのです。

放浪の時間

気がつけばもう11月です。
早い。
なのに新作の執筆は遅い(笑)
暗闇をあてもなく彷徨い歩いているような感覚で書いてます。
まるで放浪の民。
でも本当はちょっと嘘です(笑)暗闇ではありますけど、なんとなく何かがあって気になるんです。それを探して彷徨ってる感じです。
あてはあるんですけど分からないんです。
自分で書いてるのに自分で分からないのが不思議なとこですね。

そんな中、友人のソロコンサートに行ってきました。
かなり気合の入ったもので、こちらも色々考えるヒントを貰いました。

そんな帰り。
電車の座席で新作について彷徨っていると、ふと隣の女性の携帯ボタンの早打ち音に気がつきました。
そういえば最近はスマートフォンやタッチパネル式のものが増えて、この若干耳障りなほどの早打ち音(笑)を聞かなくなったように思います。

早い。
早打ちじゃなくて、時代のあっという間の流れを感じました。
そりゃ、あっという間に11月になる訳です。