独楽なWEB映像

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


年末から帰省しまして、久しぶりにのんびり過ごす日々を送りました。
東京ではかれこれ8年近く、住まいにテレビがありませんので、実家でのんびりしながらテレビを見ると、妙に懐かしいやら、新鮮やら、面白いなぁ思う日々でした。と同時に仕事がら、構成や仕組みも凄く気になりまして、見ながら色々と考えることがあり、行き着くところは映像の長さだとおもいました。映像の長さが放送時間枠で決まっているということがテレビ映像の最大の特長なんじゃないかなとおもいます。


それに対してWEBの映像は長さのルールがある訳ではなく、一部のCM的な映像は決まっていますが、基本的には各々が自主的に決定しています。
個人的にはこの「長さの自由」というのが、WEB映像の最大の可能性だと感じています。
時間制限の中で語りきれなかったことや泣く泣く省いていたこと、逆にもっと短くした方が良いといったことだけでなく、今までとは違う表現、伝え方が産まれる可能性があります。だから是非、WEB映像はテレビのように時間を切り売りしないで欲しい。。


その一方で製作者の気になる点は見てくれる人の時間です。
時代と共にどんどん便利になっているのに、日々の暮らしは忙しくなる一方。この先、どんなにテクノロジーが進んでも、忙しさは変わらないような気がします。そんな日々で、見てくれる人に見続けて貰うためにはどうすべきか。一般的には3分が限界。30秒か1分で興味なければ見て貰えないと言われます。実際に自分のYOUTUBEチャンネルのデータでもそれに近いデータが出ます。なので映像のジャンルによってはそれに合わせることは大事だとおもってますが、この先は消費や効率だけじゃない、生き方の豊かさが問われる時代がくるように感じてます。

何をもって幸せなのか。生き方や豊かさにきっと正解はありません。その時に、映像の長さの自由はとても大事な要素になるとおもうのです。