踊りと粋

今日は色々な都合もあって、編集はお休み。
バイト後、吉祥寺のヨドバシに行き、スタバでちょっと勉強して、すっかり常連の三鷹ボルダリングジムで登りました。


そこで今日は高円寺の阿波踊りという話。
そういえば上京してからはずっと高円寺に近いところに住んでいたのに、一度も観たことがありません。
踊りもお祭りも好きだけど、すっごい人でほぼ観れないと聞いてからはとくに行こうともしませんでした。
なので今日も行く気はなかったんですが、DVDを返却しに三鷹駅の反対側に行くと、何やらお祭りの囃子が…。


今日は高円寺だけじゃなくて三鷹でも阿波踊りだったんですねー。
ちら見する程度のつもりが、人生初の阿波踊り
…座り込んで1時間近く観てしまいました。


お祭りという人を解放させる素敵さはもちろんのことですが、まず驚いたのは実に多様なリズムがあることでした。
林英哲さんの太鼓もそうですが、太鼓は生で伝わる空気の振動がたまりません。
そして、グループそれぞれ色んな構成があって楽しい。
こりゃ踊りたくなります。


ちなみに私はあの阿波踊りの衣装、女性の三角?の細長い笠と着物の衣装がかなり好きなんです。
女性がすらっと細身に見えるし、踊るときはあの下駄は常に爪先しか着かないんですね。
それもあってボディラインが綺麗に見え、かつ色気があります。
しかも踊ると生足が少し見えて、ちょっとどっきりします(笑)
そして腰帯の位置や色の配置も上記の事をよりいっそう際立たせます。
それでもって、あの縦と前の印象が強い踊りの振り付け。
女性の美しさ、色気がいや増しますな。


もとい。あの衣装だけじゃなくて、阿波踊りを構成するための「つくり」。
ある意味「システム」が本当に良く出来ていて楽しい。
それが粋なんだなーと感心してしまいました。


踊りやデザインというのは、ちょっと音楽に近いような気がしてていつもちょっと羨ましくなります。
言語化するより、もっと感情にダイレクトというか。
このダイレクト感ってある意味どうでもいい事として切られてしまう社会ですけど、でもそこにはある意味で社会さえ切り離せる自由さがあると思うんです。