見えない世界

体というのはとても不思議です。
それぞれの人の食生活や仕事が体に現われたり、病気や怪我もするし、治ったり、残ったりもする。
このブログを書きながらも鼻風邪になったらしく、鼻水がとまりません(笑)

私は中学生の頃に少林寺拳法をはじめてから、ある時期どっぷりと武術につかっていました。
残念がらさほど強くはなれなかったんですけど(笑)
ただその時期に学んだ様々な体の使い方は、自身の大きな財産であり、考え方にも大きな影響を与えています。

ここでいう考え方とは精神論ではなく、例えば幾ら膝を曲げて腰を下げても、腰を落とすという体の使い方にはならない、といった肉体的なことで……といいながら純粋には肉体的というか非常に感覚的な話になってしまうのですが。
でも、体を使う感覚的には明確に違うと感じるんですね。

ここがとても体の不思議なところですが、明確に違うと体が分かると他の人の違いも見えてくるようになることです。
今まで見えなかったものが、はっきりと見えるようになります。
まぁ、脳がそういうものに重きをおくようになっただけかもしれません、下手すると幻覚ですけど(笑)

でも、私が一番面白いのは体が先導して新しい世界を見せてくれることです。
武術など歴史のあるものだと、そこには過去の人達の残してくれた価値や文化を感じます。

そして武術に限らず日常のあらゆる見えていなかったものが、まだまだあるのではと思います。

そこには膨大な未知の可能性があり、冒険家が未踏の地にワクワクするような希望を感じます。