目を見張る

日々同じ道を通るというのは面白いことです。
今日は桜並木の歩道が花びらの絨毯になってました。
花びらの白やピンクで一面が覆われ、ところどころしかアスファルトの色が見えない程です。
コンビニでも美容院でも、店員さんが山盛りの花びらをホウキで掃いておりました(笑)

しかし桜はもちろん綺麗ですが、今一番なのは新緑の若葉!と私は思ってまして。
あの初々しさと清々しさ、さまざまな葉の造形の面白さや不思議さは何度見ても飽きないですねぇ。身近な自然でもこんなに豊かなのかとつくづく感心します。
とはいっても、そういう事に気づいたのは割と最近で、大学生の頃なんぞむしろ興味なかったんですが(笑)

という訳で今日の帰り道も若葉を堪能するつもりで、いつもの交差点で信号待ちをしていました。

そのとき、交差点の側にある樹に衝撃を受けました。

その樹はつい最近まで、まだまだベイビーな葉が茂っている感じでした。いや、昨日の時点でもまだベイビーでした。
ところが今日、目の前にある樹はどうでしょう。もはや青年のような力強さです。
新緑の葉の大きさが少し大きくなって、茂みも豊かに感じられますが、そのせいではありません。それはこれからの炎天下に耐えうるしっかりとした生命力が一枚一枚の葉にもう宿ったからだと感じました。
真夏の炎天下に耐える深緑色の葉と全く同じ存在感。

待ってくれよベイビー。
「男子三日会わざれば、刮目(かつもく)して見よ」といいますが、そんなレベルじゃありません。一日です。

自分の成長の概念が一蹴された一日でした。