上映と良い嫉妬

お陰様で無事「樹の下」の再上映が終了いたしました!
といっても楽日のエンドロールでまさかの機器のテープ噛み!
映像が乱れてしまってお客様には大変申し訳なかったです。でもエンドロールで良かった。

今回は二日共、私も会場で見ましたが空間と音響が変わるとこうも変わるのかと、一人冷汗をかいとりました(笑)
「樹の下」はハリウッド映画のように主役一人にフォーカスを当ていないので、ある意味複雑な映画です。
なので観る人に自分の伝えたいものが伝わるか非常に心配でしたが、初見の方にも好評でほっとしました。
とくに再見の方は印象の変化がありまして、それは一番気を使って作ったところが影響していると思うのでプチ自慢です(笑)
でも改めて会場で見ながらもっと映像や音響、演出もクオリティアップせなと強く思いました。

そして今回は義援金も本当に微々たるものですが、皆様のお陰で先日寄付してきました。有難うございます!

で上映会から数日後談。
「樹の下」の作曲&演奏の川上さんが戸塚くるみさんという彫刻家の個展で演奏するということでぶらっと行ってきました。
川上さんがメインで演奏するのを生で見たのは初めてだったので、新鮮かつ興味深かったです。なにせ自分で創った曲を自分で弾いてはるのですから!同じ物作りとしても興味深いですね。そしてチェロを弾いてる姿はこの人、作曲家やったっけと思わせます(笑)

更にその個展が非常に面白かったのでお知らせです!
横浜ヴァージンフェスタで賞を取った戸塚くるみさんというまだ若い、大学院生1年生!20代前半の若さに久々に嫉妬しました(笑)
というのも作品がええんです。また人柄もええんです(初めて会った印象ですけど!)。

作品は結構強烈な個性がありますけど、不思議なオープンさで人を惹きつけます。
テレビドラマの「ハチミツとクローバー」の美術セットにも提供しているようで、何となく理解できます。バランスがええんですね、色んな意味の。
でもこっからが一番嫉妬するところです(笑)作品からは表面的な分かりやすさだけではない、言葉にしづらいものがあります。
芸術の本質的な何かだと思うんですけど。作品に宿るその存在の向かう姿勢が良い …品(ひん)のようなものが気持ち良いんですね。多分(笑)
私も色々模索中ではありますが、結構天然馬鹿なんで学生生活では分からなかった事がたくさんあります。ようやっと社会や他者との関わり合い、それをフィードバックさせて芸術などに理解はじめたことが、もうすでに彼女は知っているもしくは最初から持っているような(笑)いやはや。
なんにしろ、もう一度行ってみようかなと思っております。皆様もよろしければ是非!助かることに無料です(笑)

戸塚くるみ展 2010年横浜ヴァージンフェスタ 牧神賞受賞者企画展
2011年3月28日〜4月2日まで開催(11:00〜19:00 最終日は16:00まで)
残念ながら川上さんの演奏は初日だけでした。
銀座にある牧神画廊にて(場所はちょっと分かりづらいかも)
牧神画廊(pboxx)ホームページ
http://pboxxweb.ning.com/forum/topics/hu-zhong-zhan